持続化給付金の申請をお考えの方へ。必要な書類と申請の方法。

こんにちは。

税理士×企業内整理収納アドバイザーの小野寺綾子です。

持続化給付金の申請が始まりましたね。
今回は個人事業主の方が申請を行うための必要な書類とオンラインの申請方法についてご紹介させていただきます。

必要な書類とは?

今回の申請はインターネットで行うため、必要な書類はデータで準備を行いましょう。写真(JPEG、PNG)やPDFのようなデータになります。

また、申請の際は書類のデータを一種類ずつ添付するため、分割して保存しましょう。
PDFファイルで保存されている場合は、左側のページサムネール画面を表示し、準備したいページを右クリックし、「ページを印刷」を選択し、PDF形式を選択して印刷ボタンを押すと準備したいページのデータのみを別に保存することができます。

1.確定申告書

2019年の確定申告書の第一表のデータを準備します。
第一表は以下のような確定申告書の1枚目です。

2.受信通知(e-Taxで確定申告をした場合)

確定申告書を紙で提出した場合は、税務署の収受印が押されていますが、e-Taxで確定申告をされた方の場合は、収受印の代わりに以下のような「メール詳細」という書類のデータを準備しましょう。

3.所得税青色申告決算書2枚(青色申告をされている方)

青色申告決算書の1ページと2ページのデータを別々に準備します。
ここには売上の推移(月別)が記載されているので、前年の売上をこの書類でチェックするための書類になります。

4.対象月の売上台帳等

申請する月の売上台帳データを準備します。
会計ソフトをお使いの場合は、総勘定元帳をご用意いただくとよいでしょう。

5.通帳の写し

給付金が入金される口座の通帳の表紙と、通帳を開いたページのデータを準備します。
このときも、1.通帳の表紙と2.通帳を開いたページのデータは別々に準備しましょう。

6.本人確認書類

個人事業主の場合は、運転免許証の両面やマイナンバーカード等の本人確認書類のデータを準備します。

 

オンライン申請の方法

1.申請の流れと必要書類を確認する

中小企業庁の持続化給付金申請のサイトにアクセスします。

2.仮登録を行う

必要項目を入力し、同意事項を確認し仮登録を行いましょう。

3.本登録を行う

仮登録が完了すると、仮登録完了メールが届くので、メールに記載されているリンクをクリックしましょう。

ログインID・パスワードの設定を行います。このとき、ログインIDは20文字以内でないとエラーになりますので注意しましょう。

登録ボタンを押すと宣誓事項が表示されますので、宣誓項目にチェックを入れます。

続いて基本情報を入力します。

※業種の分類が分からない場合は「分類一覧をみる」ボタンを押すと、ご自身の業種を確認することができます。

特例適用の選択画面が表示されますので、該当箇所にチェックを入れましょう(通常はいちばん上の「一般的な申請方法」となります)。

最後に名義について選択します。

4.売上金額と口座情報を入力する

年間事業収入や対象月等を入力し、給付予定額を確認します。
なお、給付額は10万円未満は切り捨て(例えば、987,654円であれば900,000円)となり、上限は100万円です。10万円未満の切り捨ての取り扱いはなくなりました。

給付金入金のための口座情報を入力し、通帳の表紙と通帳を開いたページの画像又はPDFファイルを添付しましょう。

5.必要な書類データをアップする

必要な書類のデータをひとつずつアップします。
このとき、e-Taxで確定申告を行った方は、受信通知のファイルを追加書類としてアップすることを忘れないようにしましょう。

最後に確認画面が出ます。
今まで入力した内容や、添付したデータに誤りがないかを確認して「申請」をクリックします。
その後、申請番号が表示されますので念のため番号を控えておきましょう。

以上でオンラインの申請は完了です。
万が一書類の不備があった場合は、事務局から電話がかかってくるので、その場合は指示に従って修正をしましょう。

必要な書類を準備することに少し時間がかかりますが、給付要件に該当する方はぜひ申請をおすすめします。